住宅ローンの返済が苦しい場合、借入先の金融機関に相談することで、月々の負担を減らせる可能性があります。
返済が困難なまま滞納を続けてしまうと、競売にかけられるリスクがあるため、早めに金融機関に相談し対処することが大切です。
そこで、住宅ローンの返済額を減らす方法と総返済額を減らす方法、また返済が難しい場合は売却が必要になることについて解説します。
住宅ローンの返済が苦しいと感じている方は、ぜひ参考になさってください。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
住宅ローンの月々の返済額は減らせる?減額する方法について
住宅ローンを返済する期間中に、収入減や失業、病気などさまざまな影響により、返済が困難になるケースも少なくありません。
そのような場合は、借入先の金融機関が設けている猶予措置を利用するのがおすすめです。
猶予措置を利用すれば、住宅ローンの返済額を減らすことができ、月々の負担を軽くすることができます。
ここでは、月々の住宅ローン返済額を減らす方法について解説します。
返済額を減らす方法①返済条件を変更する
住宅ローンの返済が苦しい場合は、まずは借入先の金融機関に早めに相談することが大切です。
その際は、返済期間の延長など返済条件の変更を申し出てみましょう。
たとえば、毎月の収入額が減ってしまった場合は、返済条件を変更することで月々支払う額を抑えることができるかもしれません。
仮に毎月の支払額が10万円の場合は、8万円程度に減らすことで家計の負担を軽減できます。
ただし、毎月の減額措置は、あくまでも返済の先送りに過ぎない点に注意が必要です。
延長した分の金利の支払いが増えるため、最終的な住宅ローンの総返済額が増えてしまうことがあります。
返済額を減らす方法②一時的な返済額の減額
一時的な収入源により住宅ローンの返済が苦しいという場合は、一時的に毎月の返済額を減らしてもらう方法もあります。
たとえば、転職により3か月のみ返済額を減らしてほしいような場合です。
ただし、このような場合も、結果的に先延ばしにしていることになり、将来的には返済することになるため注意しましょう。
返済額を減らす方法③ボーナス返済を停止する
住宅ローンをボーナス払いに設定している場合は、ボーナス払いを停止する方法もあります。
たとえば、夏と冬にボーナス払いとして50万円設定しているものの、収入減により返済が難しい場合に有効な手段といえます。
ただし、ボーナス払いを停止することにより、完済時期が長くなる可能性があるため注意しましょう。
▼この記事も読まれています
住宅ローンが返済不可になったときの対処法は?競売までの流れをご紹介!
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
住宅ローンの総返済額を減額する方法
住宅ローンの返済が苦しいと、少しでも総返済額を減らしたいと思う方も多いでしょう。
しかし、実際は金融機関の猶予措置では、総返済額を減らすことはできません。
猶予措置は、あくまでも短期的な負担を軽減することを目的としているためです。
しかし、工夫をすることで住宅ローンの総返済額を減らせる可能性はあります。
ここでは、住宅ローンの総返済額を減額する方法を解説します。
総返済額を減らす方法①繰り上げ返済をする
住宅ローンの総返済額を減らすためには、繰り上げ返済が有効といえるでしょう。
繰り上げ返済とは、余裕があるときにまとまった資金を返済することをいいます。
まとまった資金を返済することで、その分返済期間を短縮することが可能です。
返済期間の短縮は、結果的に将来かかるはずの金利を削減できるため、総返済額を減らすことにもつながります。
ただし、現在の返済が苦しい場合や大きな支出が見込まれる場合は、繰り上げ返済はおすすめしません。
総返済額を減らす目的の繰り上げ返済が、かえって返済が苦しくなってしまうケースもあるため慎重に検討しましょう。
総返済額を減らす方法②他社へ借り換えをおこなう
現在契約している住宅ローンの金利が高い場合は、他社に借り換えをおこなうことで総返済額を減らせる場合があります。
借り換えとは、ほかの金融機関で新たに住宅ローンを組み直して、返済中の住宅ローンを一括返済することです。
住宅ローンは借り入れ額が大きいので、金利が0.1%低くなるだけで数十万~数百万円の違いが出ることも少なくありません。
そのため、現在の金利と比較して効果が大きいのであれば、検討してみると良いでよう。
ただし、住宅ローンの借り換えは、短期的な支払いを減少させる効果は薄いといえます。
つまり、住宅ローンの支払いが苦しいといった状況では、不向きのため注意しましょう。
また、借り換えをおこなう際には、金融機関の審査が必要になります。
場合によっては、借り換えができないケースもあることも理解しておきましょう。
なお、住宅ローンの借り換え時には、手数料や諸費用が発生するため、それらの費用を考慮し借り換えをおこなうか判断することをおすすめします。
▼この記事も読まれています
住宅ローンをまだ滞納していないときに任意売却はできる?メリットを解説!
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
住宅ローンを減額しても返済が苦しいときは売却が必要?
住宅ローンの返済額を減らしても返済が困難な場合は、売却を検討するのも1つの方法といえます。
売却するときは、まずは「住宅ローン残債」と「物件の価値」について確認しておく必要があります。
なぜなら、物件の価値(売却価格)よりも住宅ローン残債が多い場合は、自己資金などから返済費用を捻出する必要が出てくるためです。
ここでは、物件の価値よりも住宅ローン残債が低い場合(アンダーローン)と、物件の価値よりも住宅ローン残債が上回る場合(オーバーローン)の売却方法について、それぞれ解説します。
アンダーローンで売却する方法(物件の価値>住宅ローン残債)
住宅ローン残債よりも物件の価値が高いアンダーローンの場合は、売却代金で住宅ローンをすべて完済できるため、一般的な方法で売却を進めることになります。
不動産会社に仲介を依頼し、売却活動にて個人の買主を探し、見つかれば売買契約を締結し、引き渡し・決済をおこないます。
売却代金が残れば、新居や生活の立て直しに利用することもできるでしょう。
オーバーローンで売却する方法(物件の価値<住宅ローン残債)
物件の価値よりも住宅ローン残債が多い場合は、売却代金で住宅ローンを完済することができません。
売却時にはローンを完済する必要があるため、差額を自己資金で賄うなどの対処が必要になってくるでしょう。
しかし、自己資金で完済できない場合は、金融機関の同意を得て売却を進める「任意売却」の利用を検討しましょう。
任意売却とは、売却後にローンが残る場合でも、金融機関の同意が得られれば売却可能な方法のことです。
任意売却を選択するメリットは、競売を回避できることです。
通常、住宅ローンの返済が困難になり滞納を続けると、競売にかけられ強制的に家が売却されてしまいます。
競売は、売却価格が安いことや、期日までに明け渡さなければならないなど、多くのデメリットがあります。
一方で、任意売却であれば、一般市場で売買をおこなうため、競売よりも高値売却が期待できるなど多くのメリットが得られるでしょう。
そのため、住宅ローンの返済が苦しい場合は、競売にかけられる前に借入先の金融機関に相談することをおすすめします。
▼この記事も読まれています
住宅ローン控除確定申告のお手伝い
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
まとめ
住宅ローンの月々の返済が苦しい場合は、返済条件の変更ができないか、まずは借入先の金融機関に相談してみましょう。
ただし、減額をしても返済が苦しい場合は、自宅の売却も視野に入れて早めに対処することが大切です。
また、現在は金銭的に余裕があるものの、将来の返済に不安を感じている場合は、繰り上げ返済などで総返済額を減らすのがおすすめです。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む

アシストプラン株式会社
高崎市に根ざした地域密着の姿勢を大切にし、誠実で親身な対応を信条としています。
不動産売却は人生の大きな節目だからこそ、確かな知識と真摯な姿勢で、一人ひとりに最適なご提案を心がけています。
■強み
・高崎市を中心に数多くの不動産売却実績
・地域に精通したスタッフによる丁寧な提案
・信頼関係を重視したきめ細やかな対応
■事業
・土地 / 戸建て / マンションの売却相談
・資産価値を引き出す戦略的な売却支援
・高崎市内の地域事情に配慮したご提案