相続した空き家を売却する際も、引っ越して自分で使う際も、家財道具は処分する必要があります。
空き家に残った家財道具を処分する方法は、自分で処分するか、業者に処分を依頼するかの2パターンです。
そこで今回は、空き家の家財道具を自分で処分する方法や業者に依頼する方法、処分にかかる費用についてご紹介します。
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空き家の家財道具を自分で処分する方法
空き家の家財道具を自分で処分する際は、自治体のゴミ回収を利用するか、リサイクルショップに持ち込むか、フリーマーケットで売却するかの3通りの方法があります。
いずれの方法でも、業者に依頼するより大幅に処分費用を抑えられるでしょう。
自治体のゴミ回収を利用する
家財道具を早急に処分したい場合は、自治体のゴミ回収を利用するのが適切です。
多くの自治体では、家具などの大型ゴミを粗大ゴミとして回収しています。
事前に手数料を支払い、所定のシールを購入して処分するゴミに貼り、指定された場所に置きます。
また、自治体が運営するゴミ処理場に自力で持ち込むことも可能です。
リサイクルショップに持ち込む
空き家に残っている家財道具がまだ使用可能なものであれば、リサイクルショップに持ち込むのも一つの方法です。
高額で売れることは少ないですが、費用をかけて処分するよりも有意義な結果になる可能性があります。
商品として売れない家財道具でも、持ち込んでお金を払えば処分してもらえる場合があります。
また、家電量販店に依頼すれば、処分したい電化製品を引き取ってもらえることがあるでしょう。
小型家電については、費用を払わずに回収ボックスで引き取ってもらえることもあるため、事前に確認してみましょう。
フリーマーケットで売る
使える家財道具については、業者に売却するのではなく、フリーマーケットやフリマアプリを通じて個人に売却する方法もあります。
フリーマーケットやフリマアプリを利用すれば、自分で売却金額を設定したり、オークション形式で売ったりすることも可能です。
一昔前の家財道具でも、使用可能であれば問題なく受け入れる方や、レトロなデザインを好む方に売れる可能性があります。
アプリを利用する場合、発送料や梱包代がかかりますが、良い品であれば業者に持ち込むより高額で売れることもあります。
ただし、個人同士の取引となるため、購入者との間でトラブルが発生する可能性がある点には注意が必要です。
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空き家の家財道具の処分を業者に依頼する方法
空き家の家財道具の処分を依頼できるのは、不用品回収業者、リサイクル業者、遺品整理業者などです。
どの業者に依頼するかによって、処分に関する作業をどこまでおこなってくれるのかが異なります。
不用品回収業者に依頼する
空き家の家財道具を処分する際は、不用品回収業者に依頼することができます。
不用品回収業者は、一般廃棄物収集運搬業または産業廃棄物収集運搬業の許可を取得している業者です。
不要になった家財道具を仕分けし、処分や買取をおこなってくれます。
リサイクル業者と提携している場合もあり、処分費用を支払うだけでなく、収入を得られることもあります。
リサイクル業者に依頼する
リサイクルショップに自分で持ち込むだけでなく、リサイクル業者に空き家に来てもらい、家財道具を整理することもできます。
リサイクル業者は古物商営業許可を取得して営業しており、使えるものや需要がありそうな小物などを買い取ってもらうことが可能です。
不用品回収業者と同様に、有償で不要なものの処分もおこなっているため、売れるものがなくても依頼できる場合があります。
売れそうなものが多い場合は、リサイクル業者に家財道具の処分を依頼するのが適切です。
遺品整理業者に依頼する
空き家に残された家財道具が多く、自分たちでどこから手をつけて良いかわからない場合は、遺品整理業者に依頼するのが適切です。
遺品整理業者は、処分するものと残しておきたいものを整理し、不用品については処分まで引き受けてくれます。
また、不用品を整理した後、屋内の片づけや清掃をおこなってくれる業者もあります。
不用品回収業者やリサイクル業者と比べると依頼費用は高くなることが多いですが、自分で空き家を片づける時間がない方にとっては、心強い存在となるでしょう。
残したいものの有無で考える
どの業者に依頼するかを考える際は、まず空き家のなかに残したいものがどれだけあるかを考慮すると良いでしょう。
すでに自分である程度仕分けが終わっており、ほかに残したいものがない場合は、不用品回収業者やリサイクル業者を選択するのがおすすめです。
逆に、ほとんど仕分けが終わっておらず、残したいものがある、または残すべきものがわからない場合は、遺品整理業者に依頼すると手厚いサポートを受けられます。
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空き家の家財道具の処分にかかる費用
空き家の家財道具を処分する際にかかる費用は、自分で処分するのか、依頼して処分してもらうのかによって異なります。
一般的には、自分で処分するよりも、業者に依頼するケースのほうが費用が高いです。
ただし、業者に依頼すれば、自分で処分するよりも手間がかかりません。
そのため、どれだけの費用をかけても良いか、どこまでなら自分で手間をかけられるかも考えて、処分の方法を選ぶと良いでしょう。
処分費用
粗大ゴミを処分するための費用は、ゴミを出す自治体によって異なります。
ゴミの大きさや種類によっても異なりますが、一般的に10kgで200~1,800円ほどの自治体が多いです。
また、家電量販店で引き取ってもらう場合、リサイクル料金として家電1つあたり1,500~4,000円ほどかかります。
量販店側に引き取りを依頼する際は、運搬料として2,500~3,000円が目安となるでしょう。
フリマアプリを利用する場合、遠方の購入者への送料は重さや距離に応じてかかります。
空き家の間取りによって荷物の量が異なり、1Kなど狭くて荷物が少ない場合は、1万9,800~5万円程度で済むことが多いです。
一方、4LDKのように広くて荷物が多い空き家では、18万8,000~60万円かかるケースもあります。
依頼費用
業者に家財道具の処分を依頼する際の費用は、業者の種類やその業者ごとに異なりますが、一般的に遺品整理業者が最も高額になる傾向にあります。
ワンルームや1Kなど狭くて荷物が少ない空き家でも、3万~8万円ほどかかるケースが多いです。
1DKや2DKであれば8万~15万円、3DKや3LDKであれば15万~30万円、4LDKであれば30万円以上かかるなど、部屋が広く荷物が多いほど費用は高くなります。
業者に依頼するサービス内容によっても費用は異なります。
荷物の仕分けから引き取り後の片づけ・清掃まで依頼する場合は費用が高くなりますが、ある程度仕分けてから引き取りのみを依頼する場合は、比較的低コストで済むでしょう。
また、不用品回収業者に依頼する場合、トラック1台に対して荷物積み放題のサービスを提供している業者もあります。
相場としては、軽トラック積み放題で3万~5万円、2トントラックで7万~15万円程度です。
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まとめ
空き家の家財道具を自分で処分するのであれば、仕分けしたあとの物品を何らかの方法で処分する必要があります。
業者に依頼する際は、どれだけの作業を委託するかによって、適している業者が異なるでしょう。
自分で処分するほうが費用は安くなりますが、手間をかけたくないのであれば、業者を利用するのがおすすめです。
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